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ソーヴィニヨン・ブランは、2014年からノリアのラインアップに加わりました。エレガントな果実味、柔らかな酸、そして口当たりの滑らかさを特徴としています。
グラッシーなソーヴィニヨン・ブランより、大吟醸をイメージしている為、鋭角な酸より、シトラス系、オレンジ系、トロピカルでもあまり行きすぎないレベルの味わいが出て、軽快かつ奥行きのあるワインに仕上げる為のブドウを求めて、ロシアン・リヴァー・ヴァレー南部に位置する単一畑ベヴィル・ファミリー・ヴィンヤードを選びました。ベヴィル・ファミリー・ヴィンヤードは、ロシアン・リヴァー・ヴァレー東部、サンタ・ローザ中心部に近い畑です。この6.9haの畑は、1990年に開墾され、太平洋からの冷涼な風により夜間は気温が低く保たれ、かつソーヴィニヨン・ブランに最適とされる粘土質土壌(ロシアン・リヴァー・ヴァレーの代表的なゴールドリッジ土壌よりもやや赤い粘土が混じる土壌=味わいに深みと豊かさを与える)で、根は地中深くに張ります。クローン1を使用しています。
ライム、洋梨、グレープフルーツ、そしてほのかなライチと夏みかんのアロマを主体にレモングラス、クミン、ピスタチオといった香りが軽妙に立ち上がってきます。口に含むと、繊細なシトラスの果実味が口内に広がり新鮮かつ柔和な酸と共に力強い余韻へと変わっていきます。時間と共に変化する表現を楽しむ事の出来るソーヴィニヨン・ブランです。
日本人醸造家が造る、繊細な日本食に合うカリフォルニアワイン ノリア。
中村氏は大学卒業後に6年間ホテルに勤務した後、UCデイヴィスでブドウ栽培とワイン醸造を学び2004年に卒業。ナパ・ワイン・カンパニーを振り出しに、アーテッサ・ワイナリーのアシスタント・ワインメーカー、ジェイムソン・ランチのワインメーカーを歴任し、現在も、現地のワイナリーでワインメーカーとして働きつつNORIAを造っています。
名高い栽培農家サンジャコモ・ヴィンヤーズはソノマ・コーストの中でも南に位置し、ペタルマ・ギャップと言われる海岸に面して山が無く、海の冷たい霧や風が直接吹き込んで来る地区(ペタルマやソノマ市街地)に複数の畑を所有しています。その中から畑の位置、区画、クローンを中村氏がこだわって選びだしました。
NORIAはスペイン語で水車を意味します。水車から連想される水、自然、生活の基本的なエネルギーといったシンプル且つポジティブなイメージは、ワインが持つ要素と多分に重なり合います。
ワインは私たちにとって常に生活の一部であり、その時々の瞬間を輝かせてくれる、いわば花火のような存在であると感じています。NORIAのロゴである無数の白い点は。水しぶきと花火を同時に表現しています。