おすすめポイント
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ブラウン・エステートのフラッグシップであるナパ ヴァレーのジンファンデルは毎年、自社畑の持つユニークなマイクロクライメイトを最も良く表現したワインである事を忠実に守りながら造られています。自社畑のブドウの中でも選りすぐりの良いブドウをブレンドして造られた珠玉のジンファンデルです。そう言う観点からも一番造るのに手がかかるワインです。
いくつかの異なる性格を持つブドウから唯一無二の良く均等の取れた主人公ともいうべき一つのワインを生み出さなければいけないと使命を負っています。事実、各々の畑の持つクオリティは補足され合い、他の畑の長所を高める事となります。融合し、流動する、その永久運動のバランス取れた動きが成せる証といえる、まさにブラウン・エステートそのものを感じられるワインです。
エステート畑の中のビッグフィールド、チリス・ヴァレー、ローズマリー、ミッキーの4つのブロックのジンファンデルを使っています。美しく輝きのある宝石のようなマジェンタ色、繊細なルビー色が淵に見られます。リリース直後からブラウンのジンファンデルの典型的なバラの花びら、ハイビスカスの花、アジアンアップルなどの香りがします。時間が経つに連れ、熟した赤いプラム、テロワールを感じる土っぽさやハーブの香りが加わります。
2017年はフルボディ、バラの香りが立ち上がり、ムスク、セリ科のスイートシスリー、フレッシュなイングリッシュラベンダー、シトラスなどの香りが重なります。甘味のあるクローブやダークブラックフルーツ、アプリコットのトフィーなども感じられます。朝のガーデンや森の木イチゴの香り、挽きたての黒胡椒を思わせる余韻へと続きます。素晴らしいストラクチャーがあり、濃厚で凝縮感に溢れ、良く溶け込んだ大変滑らかな口当たりのこのワインはいつまでも心に残る深い余韻が楽しめます。
20年以上前、ブラウン家の父、ロサンジェルスで医者として成功を収めていたバセット氏の家族皆が集まり過ごせるファームを持とうという提案が現在のブラウン・エステートへの第一歩でした。
ジャマイカ出身の彼はいろいろな場所を考えましたが、ナパのチリスヴァレーの高台に美しいヴィクトリア調の家と450エーカーの土地を購入しました。 当初、ブドウ畑にする予定はなかったのですが、その土地がたいへんブドウ作りに向くことがわかり、家族の週末の楽しみとしてジンファンデルをつくりはじめたのです。
90年代初めにはいくつかの有名なワイナリーにブドウを提供するまでになり、94年、D-Cubed CellarsのDappen氏をワインメーカーに迎えブラウン・エステートとしてワインを作りはじめました。その間に３人の子供たちも成長し、各自、ワイン作りやワイナリー経営について修士を修め、家族全員一致でワイナリー経営に携わっています。 ワイナリーは整備、拡張が進み、カーブやテースティングルームも完成しました。長男のデーヴィッド氏がワインメーキングの中心となり、家族の絆で作るワインはジンファンデルを中心に現地でもたいへん高い評価を受けています。
